機械式時計
機械式腕時計はゼンマイがほどける力を利用して時刻を刻みます。
<手巻き式の場合>
リューズを回してゼンマイを巻き上げます。巻き上げの終盤になるとリューズが重くなり、それ以上回らなくなる「巻き止まり」があります。巻き止まりから更に巻き上げようとするとゼンマイが切れる原因となりますので、重くなったところでリューズでの巻き上げをしないようお願いいたします。
<自動巻き式の場合>
時計を装着した腕の動きにより、内蔵されたローター(回転錘)が回ってゼンマイが巻き上げられます。ただし、装着時間が短い場合やデスクワークなどで腕の動きが少ない場合は、巻き上げ不足で止まってしまうことがあります。そのため、使い始めにはあらかじめリューズで20〜30回ほど巻き上げてから使用することをおすすめします。なお、自動巻き式には「スリップ機構」が備わっているため、巻き止まりがなく、リューズを回しすぎてもゼンマイが切れる心配はありません。
ゼンマイを最大限に巻き上げてから、時計が停止するまでの作動時間を「パワーリザーブ」といいます。持続時間はモデルによって異なり、約2日間から5日間(約40時間〜120時間)長いものでは30日間などムーブメント(内部機械)により幅があります。ご愛用中のモデルの正確な持続時間については、製品仕様欄をご確認ください。
数百のパーツで構成される繊細な機構を持つ機械式時計は、ご使用時の姿勢や気温などの影響により、時刻にわずかな進みや遅れが生じます。このため、月単位の誤差(月差)で測定する電池式時計とは異なり、1日単位の誤差である「日差」を精度基準としています。
機械式時計の精度は平均して±10秒/日です。こちらも時計により異なりますので、ご愛用中のモデルの正確な持続時間については、製品仕様欄をご確認ください。
ただし、ご使用になる環境や条件によって以下のように変化します。これらは機械式時計特有の性質であり、故障ではありません。
<姿勢差>
時計を置く向き(文字盤が上か、横向きかなど)によって、内部パーツにかかる重力の影響が変わり、進みや遅れが生じます。
<ゼンマイの巻き上げ量>
ゼンマイが十分に巻かれている状態が最も精度が安定します。解けかかる(残り時間が少ない)状態では、精度が乱れやすくなります。
<温度変化>
金属パーツが温度によって微細に伸縮するため、極端な高温や低温の環境では精度に影響が出ることがあります。
<磁気の影響>
スマートフォン、パソコン、スピーカーなどの磁気を発する製品に近づけると、内部パーツが磁気を帯び、大幅な遅れや進みの原因となります。
時計の心臓部(脱進機)は特にデリケートです。強い衝撃が加わると、精度が大幅に乱れたり、故障の原因となります。
<スポーツ時の注意>
ゴルフ、テニス、野球など、手に強い衝撃や振動が伝わるスポーツの際は、着用を控えてください。
<落下の防止>
着脱時などに誤って落下してしまうことも衝撃を与えることにあります。着脱の際は、クッションの上やテーブルの近くで行うなど、落下に十分ご注意ください。
また、機械内部に限らず、ブレスレットの駒のつなぎ部分や、ケースとブレスレットもしくはストラップをつなぐパーツのゆるみや外れ、また、ガラス欠損など外装不良の原因にもなります。ご使用時はなるべく衝撃を与えないよう十分にお気を付けください
機械式時計の内部パーツには精密な金属が使用されており、強い磁気を発する製品に近づけると、パーツ自体が磁石のような性質を帯びてしまうことがあります。これを「磁気帯び」といいます。磁気帯びをすると、パーツ同士が引き合ったり反発したりして、時刻が大幅に進む、あるいは遅れる、停止するといった不具合の原因となります。
<身の周りの磁気発生源>
- スマートフォン、タブレット、パソコン
- バッグや財布などのマグネット留め具
- テレビ、スピーカー、ヘッドフォン
- 電子タバコ、ワイヤレスイヤフォンと充電器
- 磁気ネックレス他医療機機器
<磁気の影響を防ぐために>
磁気を発生する製品から「5cm」の距離を保つことで磁気の影響は急激に弱まります。
<磁気を帯びてしまったら>
一度磁気を帯びた時計は、自然に直ることはありません。専用の機器(脱磁機)による「磁気抜き」作業が必要です。急に精度に異常が見られた場合は、当店にご相談ください。
日付表示のある時計の内部では翌日に向けて「日付を動かす歯車」が噛み合っています。そのためリューズでの日付切り替え操作を行ってはいけない時間帯があります。
【操作時禁止時間帯】
20:00~4:00
上記時間帯で日付変更操作を行うと、日付変更の誤作動や故障の原因になります。よって上記時間帯以外での日付調整操作をお願いいたします。
高い防水性能を備えた時計であっても、蛇口から勢いのある水流や、シャワー、洗車時の水圧、水泳や海水浴などでのご使用はお控えください。水中でない場合でも、防水機能を上回る水圧がかかった場合は、水入りの原因になります。また、時計が濡れた状態でのリューズ操作、ケースに備わっているプッシュボタン操作による水入りもございますのでご注意ください。
機械式時計は数百のパーツが連動して動く精密機械です。末永くご愛用いただくために、定期的(3年から5年)なオーバーホールをおすすめします。
時計内部の各パーツには、スムーズな動きを保つために潤滑油が注油されています。この油は、ご使用頻度にかかわらず時間の経過とともに少しずつ酸化・乾燥していきます。油が劣化した状態で使い続けると、パーツ同士の摩擦が増えて摩耗が進み、精度の低下や故障の原因となります。また、経年劣化により防水性能も低下していきます。
<オーバーホールの内容>
①洗浄
②分解
③摩耗パーツの交換
④組み上げ
⑤精度調整
※各ブランドのサービス内容により外装クリーニングが含まれる場合もあります。
※納期につきましては、各メーカーにご確認ください。
クオーツ
電池を動力源としてクォーツ(水晶振動子)により時間を制御するものをクォーツ式腕時計といいます。
お買上げ時に時計の中に入っている電池は製品の動作を確認するためのモニター用電池です。ご購入後まもなく電池交換が必要となる場合もございますので予めご了承下さい。
※メーカーにより保証期間内の電池交換が無償になる場合がございます。
電池が切れた状態で放置することは、時計の寿命を縮める最大の原因となります。末永くご愛用いただくために、以下の事項を必ずお守りください。
<液漏れ>
切れた電池をそのままにすると、電池内部の溶液が漏れ出し、ムーブメントの電子回路などの精密部品を劣化させます。その他パーツに影響が及んだ場合は高額な修理が必要なることがあります。
<固着>
長期間動きがないことで、ムーブメント内部の潤滑油が固まり、新しい電池を入れても動かなくなることもあります。
<電池が切れるサイン>
ムーブメントによっては、電池が間近に切れる合図として、秒針が数秒ジャンプするように動くものもあります。早急に電池交換をしてください。
クオーツ時計の内部には、針を動かすための「ステップモーター」という小さな磁石が使われています。外部から強い磁力を受けると、このモーターの動きが乱され、正確な時間を刻めなくなります。
<身の回りの磁気発生源>
- スマートフォン、タブレット、パソコン
- バッグや財布などのマグネット留め具
- テレビ、スピーカー、ヘッドフォン
- 電子タバコ、ワイヤレスイヤフォンと充電器
- 磁気ネックレス他医療機機器
<磁気の影響を防ぐために>
磁気を発生する製品から「5cm」の距離を保つことで磁気の影響は急激に弱まります。
<磁気を帯びてしまったら>
一度磁気を帯びた時計は、自然に直ることはありません。専用の機器(脱磁機)による「磁気抜き」作業が必要です。急に精度に異常が見られた場合は、当店にご相談ください。
日付表示のある時計の内部では翌日に向けて「日付を動かす歯車」が噛み合っています。そのためリューズでの日付切り替え操作を行ってはいけない時間帯があります。
操作時禁止時間帯:20:00~4:00
上記時間帯で日付変更操作を行うと、日付変更の誤作動や故障の原因になります。よって上記以外での日付調整操作をお願いいたします。
高い防水性能を備えたモデルであっても、蛇口から勢いのある水流や、シャワー、洗車時の水圧、水泳や海水浴などでのご使用はお控えください。また時計が濡れた状態でのリューズ操作、クロノグラフ機能利用によるプッシュボタンの操作などの、操作各部からの水入りの可能性もありますのでお控えください。
クオーツ時計は電子回路の他、繊細な歯車など多数のパーツで構成されています。末永くご愛用いただくために、定期的(3年から5年)なオーバーホールをおすすめします。
時計内部の各パーツには、スムーズな動きを保つために潤滑油が注油されています。この油は、ご使用頻度にかかわらず時間の経過とともに少しずつ酸化・乾燥していきます。油が劣化した状態で使い続けると、パーツ同士の摩擦が増えて摩耗が進み、精度の低下や故障の原因となります。また、経年劣化により防水性能も低下していきます。
<オーバーホールの内容>
①洗浄
②分解
③摩耗パーツの交換
④組み上げ
⑤精度調整
※各ブランドのサービス内容により外装クリーニングが含まれる場合もあります。
HASSIN Maintenance Service
メンテナンスサービス
当店では専門の技術者によるメンテナンスサービスを致しております。ご愛用の腕時計に違和感を感じたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。。

SERVICE COUNTER
修理受付
大切な時計を安心してお預けいただけるようメンテナンス専用の受付コーナーを設けております。専門スタッフがメンテナンスに関する相談をお伺いいたします。
MAINTENANCE MENU
メンテナンスメニュー/店頭
当店の技術者が提供するメンテナンスサービスメニューです。
WATCH
ムーブメントが収められている時計ケースの外装の洗浄を行います。ラグ、ベゼル、ガラスなど各パーツの状態を細部まで確認し、それぞれのコンディションに合わせた適切な処置を実施。隙間に蓄積した汚れを丁寧に取り除き、清潔な状態へ整えます。
腕に接する金属ブレスレットのクリーニングを行います。日常のお手入れでは届かないパーツの隙間に入った誇りや汚れを、超音波洗浄とスチーマーでクリーンアップいたします。専門技術者が時計の状態を確認した上で、トータルに実施いたします。
古いものから新しいものへ、季節や気分に合わせたスタイルの変更などのブレスレットやストラップのお交換を承ります。交換の際には、時計本体とベルトを繋ぐパーツの摩耗や汚れも同時にチェック。専門技術者が最適なフィッティングで丁寧に取り付けいたします。
時計が磁気を帯びていないか専用のテスターで確認し、帯磁が認められる場合は消磁機を用いて磁気抜きを行います。処置後は改めて精度測定を実施し、精度が回復しない場合は、内部油の劣化やパーツの不具合の可能性を含め、最適なメンテナンスプランをご提案いたします。
専用機器を使用して、日差やテンプの振り角といった時計の内部状態を数値で確認します。現在の精度に加えて、これまでのご愛用期間に基づいた「診断結果」をお伝えし、今後も安心してお使いいただくためのメンテナンスプランをご提案。目に見えない内部の状態を正しく把握するためのメニューです。※機械式時計のみ
リューズの巻き心地、ベゼルの回転、バックルの開閉といった、実際の「使い心地」を丁寧に確認いたします。多くの時計に触れてきた技術者が、操作時のわずかな違和感など、数値だけでは判断しきれない部分まで細やかにチェック。データと経験の両面から、お客様の時計の状態を総合的に判断し、アドバイスをさせていただきます。
