機械式時計ご愛用の皆様へ、
自動巻き時計着用時、腕の動きによってゼンマイが自動的に巻き上げられて動く仕組みの腕時計をお使いの際に、
「腕に着けているのに止まってしまった。」
「時計を一日着けていたのに翌朝止まっている」
なんていう経験はありませんか?
そんな時、「故障かも!?」と思われるかもしれません。
が、
意外にも「巻き上げ不足」が原因のケース多いんです。
この巻き上げ不足が原因であれば、
「故障!!」ではなく、
ちょっとした時計の操作で解決できます。
今回は、その解決方法をお伝えしてまいります。
リューズで巻く

自動巻き式時計は、ローター以外でもリューズでぜんまいを巻き上げすることができます(※これ意外に知られていないんです)
ご使用、または装着する前に、リューズでしっかりぜんまいを巻き上げてください。
巻き上げ回数は「60回」ほど。
この巻き上げ回数「60回」は一見大変そうに思えますが、実際指で巻き上げますとそれほど時間がかかるものでもございません。また、自動巻き機械式時計は「巻きどまり※」はございませんが、巻き上げの際には、過度な力を加えたり、回転速度が速すぎないようにご注意下さい。
※巻きどまりとは…
ぜんまいが完全に巻き上がり、それ以上に巻き上げができない状態。手巻き式腕時計はリューズをそれ以上巻くことができなくなります。そのままさらに巻き上げをするとぜんまいが損傷することもございますのでお気をつけください。自動巻き式時計は、ぜんまいが巻き上がった状態になると、ぜんまい自体が機械内部でスリップ空回りしますので、ぜんまいの損傷を防ぎます。故、リューズを回すことができます。これを「巻きどまりがない」と言っています。
巻き上げをしっかりしていただいたうえで、その日、もしくは翌朝などに針が止まらなければ、故障ではなくぜんまいの巻き上げ不足が原因だということが確認できます。
逆に、巻き上げをしっかり行っていただいたにもかかわらず、その日、もしくは翌朝に針が止まって場合※は、ローターおよび機械不良の可能性がございます。
※機械の動作持続時間には個体差がございますのであらかじめご確認ください
その場合、メンテナンスが必要になりますのでその際はぜひ当店までご相談ください。
このように、故障だ!!とご判断される前に、ご使用、装着前にリューズでぜんまいを巻き上げるをお願いいたします。
「時計を振る」から「リューズで巻き上げ」へ

自動巻きは機械内部に備えてあるローターが回転することにより、ぜんまいの巻き上げが可能で、少しローターが回転するだけで間もなく針は動き始める場合もございます。
このように時計を振ってぜんまいを巻き上げること多くありませんか?
しかし、この「振って巻き上げる」は、ぜんまいがしっかり巻き上げられていないこともあり、「しばらくして止まってしまう」原因になります。
時計を振ってぜんまいを巻き上げるより、リューズで巻くことを是非お勧めいたします。
リューズでの巻き上げは、短時間に、確実にぜんまいを巻き上げくれるのです。
また、時計を振るという行為は、その往復運動や回転動作により、機械に負担もかかり決して良い状態とは言えません。ぜんまいの巻き上げは極力リューズにてお願いいたします。
テレワーク、デスクワークの多い方へ

「デスクワークが中心で腕をあまり動かさない」
「時計を着けたり、外したりしている」
テレワークや、お仕事でデスクワークが多い方は特に巻き上げ不足になっていませんか?
腕の動き自体が少なくなってしまうため、機械内部のローターの回転も少なくゼンマイの巻き上げが十分にされず、時計が止まってしまうことがございます。
ぜひ、リューズでの巻き上げをしてからご着用をお願いいたします。
ワインディングマシーン
WATCH WINDER/ウォッチワインダー(1本用)/品番: TY-01NV/BK
自動巻き機械式時計に有効な「ワインディングマシーン」。自動巻き式時計をマシーンにセッティングするだけで、ぜんまいを自動に巻き上げをしてくれる優れもの。
当店でも取り扱っておりまして非常に便利で、お部屋のインテリアにもなる人気のアイテムです。
ただ、マシーンに長い期間セッティングしたままの状態ですと、巻き上げ不足になり針が止まってしまうこともございます。
マシーンから取り出して適度に腕にお着けいただきご使用いただくか、たまにリューズでぜんまいを巻き上げいただくことをお勧めいたします。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。
皆様から日常よくお問い合わせのある疑問についてお答えしてまいります。
時計のメカニズムを知ることで、日ごろ疑問に思っていた事や不安が解消され、機械式時計と上手にお付き合いただけます。
HASSINブログがそんなきっかけになれたら嬉しいです。





