【作品紹介】「狂気の5年目」を描いた自画像。ジョニー・デップ「Five」に込められた真意

俳優、ミュージシャン、そして画家。

多才な顔を持つジョニー・デップが、自身の内面をさらけ出した自画像「Five（ファイブ）」。この作品は、単なるポートレートではありません。

そこには、彼の、暗く混乱した5年間の記憶が刻まれています。

この作品のタイトル「Five」は、元妻アンバー・ハードとの泥沼の離婚裁判に明け暮れた「5年目」に突入した時期に描かれたことに由来します。

2021年、英タブロイド紙との裁判に敗訴し、映画『ファンタスティック・ビースト』の降板を余儀なくされた直後、

まさに、人生のどん底とも言える時期の感情が、キャンバスに投影されているのです。

この自画像は、2021年にディオールの香水「SAUVAGE（ソヴァージュ）」の新ムービーを完成させた際の表情を捉えたものです。

ジョニーはこのイメージをあえて自画像に選びましたが、それはディオールに敬意を表してのことでした。

離婚騒動で多くの仕事を失う中、批判を受けても立場を貫き通してくれたブランドへの深い敬意が、この「Five」というタイトルと表情に凝縮されています。

彼にとってこの表情は、人生の困難な時期にそばにいてくれた人々の「揺るぎないサポート」と「真実の重要性」を象徴しているのです。

ジョニーのこの言葉通り、この自画像は、一人の人間が苦難を乗り越えようとする「魂の記録」なのです。

会期：12/25（木）-1/11（日）

場所：本店 2階アートスペース

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投稿者：HASSIN広報
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