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バーゼル体験記(ブレゲの母国でBREGUETを感じる旅)

全国のウォッチ&ジュエリーファンの皆様こんにちは!!!!

先日はスイスのバーゼルという時計の新作発表会にお邪魔してきました。

世界中の沢山の時計やジュエリーの新作が一同に集う、年に一回の新作発表会です。

そこで感じたことや、思ったこと、勉強してきたことを少しお話したいと思います。

 

まずはスイスという場所の関係上、仕事も兼ねて、お隣のフランスのパリへお邪魔してきました。

そこはとってもお洒落な町で、凱旋門やルーブル美術館、ヴァンドーム広場など、宝石の八神に所縁ある場所。

沢山の経験と体験が出来ました。

 

そして私、山内が愛用している時計、ブレゲが生まれた町。とっても訪れたかった町でもあります。

特に感動したのが、このエッフェル塔!ここにブレゲとの関係が色濃く残っていたこと。

とってもとっても感動しました!!!

 

エッフェル塔

1889年 パリ万博博覧会のために建造される。

建設はパリ万博に間に合わせるために、デザインを決定した1886年から2年2ヶ月という驚異的な速さで行われたが、一人の死者も出さなかった。

最頂部で324mという高さに、金属産業の独創的なデザインが多数施されている。

フランス革命100周年を記念して建造されたとされる。

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当時のブレゲと同じ世界で同じ空気を吸っているこの感じ、、、。

世界ってこんなにおっきいんだなぁ~なんて感慨深い思いでいっぱいになりました。

エッフェル塔には、72人のフランスの科学者の名前が記されているのですが、その中になんと!!

『アブラアム ルイ・ブレゲ』の『BREGUET』という名前が記されているではありませんか!!

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うっすらでごめんなさい!分かりますか!?左から3番目の写真中央部分に『BREGUET』の名前が!!

この中には、マリー・アントワネットの数学教師、『ジョセフ ルイ・ラグランジュ』も記されているそうです。

マリー・アントワネットは天才時計師ブレゲに、世界で一番複雑な機械式時計を作らせたことで有名です。

そんなブレゲとマリー・アントワネット。深い関わり合いを感じてしまうストーリーがここにはありました。

 

そうそう!!

そういえば、フランスでは、よくこういったコウノトリの看板や、キーホルダーを見かけました。

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バーゼルへ向かう途中、電車の車内から見えた煙突にコウノトリが巣を作っていたり、滞在中の1週間ほど、ほぼ毎日コウノトリが飛んでいる姿を見ました。

フランスではごく日常的にコウノトリが暮らしているんですね!

ただいま妊活中の山内家にも飛んでこないかなぁ~なんて滞在中は縁起もいいし願ってましたが、想いが足りなかったようです(^‐^;)

それだけ自然が豊かで環境が良いフランスという町でブレゲは育ち、スイスという恵まれた環境下で時計作りに没頭できたからこそ、今の時計界はここまで発展できたのでしょう!!

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場所を移動して本来の目的のスイスのバーゼルへ!!

ブレゲコーナーでは数名の職人さんが実演をされてました!!

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カメオの彫刻です。沢山の器具を駆使して生み出されるカメオたち。

こんなにも繊細な作業をとても薄い素材に施しているんですから、ビックリですよね!!

今回作業工程を見たのは、ブレゲの中でも卵型した可愛らしい時計。

『クイーン オブ ネイプルズ』に組み込まれる文字盤たちです。

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上から順番に作業工程を経てヒマワリが完成していくさまをご覧ください。

最初は何気ない薄い素材が、職人の手によって、瑞々しい、活き活きとしたヒマワリに生まれ変わります。

この立体感!この繊細さ!芸術品と呼べる逸材ですよね!!

芸術の国フランスが生んだ天才時計師!!!

その天才時計師を育てたスイスという環境!!!

この二つの国が融合することによって生まれた時計がこちらです。

 

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クイーン オブ ネイプルズ

REF:8958BB/51/974 D00D

ケース:18KWG

ケースサイズ:40mm×31.95mm

ムーブメント:自動巻

文字盤:シェルカメオ

ストラップ:アリゲーター

防水:3気圧(30m)

税込価格:7,581,600円

 

そして隣で作業している職人さんにも釘付けになりました。

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その作業、ギヨシェ彫り、、、。

ブレゲの三大特徴の一つ、、、。(*後二つは、コインエッジやブレゲ針)

レバーで位置を微調整し、文字盤にタガネを押し当て、旋盤を手で巻きながら文字盤の上を滑らせる。

見ているだけだと簡単そうな技術。機械も思いのほかシンプル。

でも顕微鏡を覗きながらでないと、出来ない繊細な工程。

シンプルなデザインほど失敗すると目立ちやすい。

だからこそ、僅かな狂いも許されない。

このとき、頭の中で色んな想いが交錯して、いかにお客様にお伝えしよう!?

そんなことを考えながら感動に浸っていました。

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そして、職人さんの腕を間近で見ることが出来て感動していたその時!!

『ユーもやっちゃいなよ?』

みたいな雰囲気で気さくに話しかけてくださり、ギヨシェ彫り体験することになりました!!

いつも店頭でのブレゲコーナーのモニターでしか見ていなかったギヨシェ彫り、、、。

感動の体験動画をどうぞ!!

(*不安そうな顔してはいますが、単純に英語慣れしていないだけですm(_ _)m笑)

今回体験した金属は真鍮などの練習用の金属のようでした。

実際、ブレゲは文字盤自体、ギヨシェ彫りのモデルは18金となっています。

たった一列が数ミリずれてしまっただけでも、全体のデザインを見ると目立ってしまいますし、何よりやり直しがききません。

全て一発勝負の神経を使う技術だということが分かりました。

何気なく並んでいる店頭の商品たちも、高い技術力と弛まぬ努力の結果誕生した、逸品なのだと感じました!!

そんな商品を見られるスタッフ一同。そしてご来店いただくお客様皆様!!

本当はものすごい確立のタイミングと偶然が重なった、奇跡の瞬間に立ち会っているんですよ~!!!!!!

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な、な、な!!

なんと!!体験したご褒美にと!!!

ギヨシェ彫りのサンプルをいただきました!!!!

これはとっても嬉しい!

店頭のブレゲコーナーにて展示してありますので、気になる方はいつでも見に来てくださいね!!!!

 

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クラシック7147

REF:7147BB/12/9WU

ケース:18KWG

ケースサイズ:40mm

ムーブメント:自動巻

文字盤:ギヨシェ模様エナメル仕上げ

ストラップ:アリゲーター

防水:3気圧(30m)

税込価格:2,516,400円

 

 

今回ご紹介したバーゼルのお話はごく一部です!!

今回スタッフ3人体制でバーゼルに臨みましたが、一人ひとり、色んな体験や経験をしてきております。

是非生の声をお客様と共有したいと思っておりますので、ご興味ありましたらお気軽にお声がけください。

皆様のご来店心よりお待ちしております。

投稿者:山内
休みの日は山登りを楽しんでます!3000mの高山から1000mの低山まで春夏秋冬登ります。車では行けない絶景のためなら頑張ります!!その後の温泉も好きなので、旅行好きな方お話ししましょう!愛用機はBreguetのアエロナバルです。
[保有資格] ジュエリーコーディネーター/CWCウォッチコーディネーター

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